世界で見た 子育て 保育の "おぼえがき"

日本からヨーロッパへ渡り、様々な国の教育を見てきて思う大きな疑問、子どもにとって良い子育て、保育とはなんなんだろう。 それを考えるブログです。子どもの笑顔あふれる未来のために。

自己肯定感

私が子どもに伝えたい絶対的なものがあります。

大人が子どもにできる最高のプレゼントであり、最大の生きる力。

 

"自己肯定感"

 

人が生きて行く上で、これ以上に大事なものはないと思っています。

自己肯定感とは、自分を肯定する力。

失敗しても、怒られても、凹む事があっても、

自分を肯定してあげられる力です。

自分をきちんと労われる、愛せる力につながって行く大事な大事な感覚です。

そしてそれは自分に誇りを持つ事にも広がっていくものです。

自己肯定感がしっかりある子は、精神的にとても強くなります。

堂々と自分の意見を言えるかと思いきや、

自分が間違えた時、失敗した時は、素直に受け入れらことができるし、

落ち込んでも立ち直りが早い。

精神的に安定していて、周りや大人の顔色を伺ったりしない。

自分という軸を基にしっかりと自分の足で立ち回ります。

小さな子ども達にも、それは明らかです。

 

 

親の仕事はたくさんあります。

躾、生活の仕方を教える、勉強を教える、ご飯を作る、身なりを整える、危険を回避し守る、

でも、1番大事なのは子どもを愛する事、そしてそれを伝える事。

自分は愛されている、自分は存在しても良いんだ、と子どもの心の根底にしっかりと刷り込んであげる事。

それこそが、この幼児期に1番、1番、大人がしてあげなければならない事だと思うのです。

 

でも、こう書くと

子どもを叱ってはいけない、怒ってはいけないと理解する方がいると思います。

それは、大間違いです。

子どもに良い悪いを教えてあげるのは大事な親の務めです。

それは、自己肯定感を養うのに相反することではありません。

どんなに叱っても、怒られても、自分は愛されてると子どもに伝える事こそが、鍵だと思います。

家によってルールはそれぞれゆるい厳しいあるでしょうけれど、

どんなにきびしき家庭に育っても、

たくさん愛された記憶を持っていれば、自己否定をするような人間には育たないのです。

親や大人が子どもにあげられるのは、生きる力。

そしてそれに必要なのは、伝える力。

 

きちんと目を見て、笑って話す。

子どもを肯定する言葉がけをたくさん、たくさんかける。

いかに大事な子か、いかに愛されている子か、

きちんと伝える。

そして、子どもの意見を絶対に無下にしない事。

 

私もまだまだ模索中です。

この他にも、自己肯定感を子どもに持たせるために大事な鍵となることがきっとあると思います。

もし、ご家庭で気をつけてるよとか、これも大事だと思う、という事があれば、

是非、コメントに残してもらってシェアできたら嬉しいなと思います。

 

なぜ私がこんなに自己肯定感が大事かと思っているかというと、

私自身が非常にそれが低く、大人になった今も大変な困り感を抱いているからです。

自分に自信があるかないかというのとはまた違うんですよね。